タイミング法の条件と陽性が出てからのタイミング

タイミング法の条件がクリア出来ても難しい面も

排卵検査薬、タイミング法は自然な形で妊娠できるので、特に不妊と言うわけではなくても赤ちゃんが欲しい夫婦にはぴったりの妊娠方法です。タイミング法の条件をクリアしたとしても、実際にいざとなるとなかなか難しいという点も考えておきましょう。

話をするカップル

 

タイミング法の条件

タイミング法で妊娠するにはいくつかの条件をクリアしていなければなりません。排卵検査薬を使ってタイミング法で妊娠を目指すには、まず男性の精子に異常がなく、女性側の卵管も両方とも通っていることが条件になります。精子や卵管に異常があると、まずその障害を取り除かないことには自然な妊娠は難しくなります。

また、結婚してすぐの夫婦、年齢が若い夫婦にもタイミング法はオススメで、私たちのように同棲、結婚5年以上経っている場合は先にある程度不妊検査をしておいた方が良いでしょう。

 

陽性が出てから36時間以内が目安

排卵検査薬で陽性反応が出たら、具体的にはどのタイミングで旦那さんとベッドに直行すれば良いのでしょう。一般的には、排卵検査薬で陽性反応が出てから36時間以内が目安とされます。つまり、陽性反応が出たその日のうちに、もしくは翌日に夫婦生活を行えば妊娠を狙える計算になります。

もちろん妊娠しやすい時期は個人差がありますし、36時間以降排卵する可能性も否定できません。

時は来た、でも…実際にタイミング法を実践してみて強く強く実感したのは、排卵検査薬で排卵日を特定し、妊娠しやすいタイミングが分かったとしても、現実にはそう上手くベッドインできないと言うこと。

「恐らく今」と言うタイミングで早朝だったり昼間だったりすることが多々あるわけです。出勤前のバタバタしている旦那さんに「朝から私を抱いて」と言えるわけもなく、タイミング法の為に仕事から早く帰って来て貰うのも難しいものです。

そもそもうちの旦那さんは元々平日にはその気が起きないタイプ。翌日休みの日にお酒を飲んだ後の流れで…と言うパターンが多かったので、いくら赤ちゃんが欲しくても無理にどうこうするのはお互いにとってよろしくありません。排卵日のタイミングは妊娠検査薬ですぐに分かりますが、気持ちの上でタイミングを取る方が大変でした…。

 

早ければ3~4回で妊娠

排卵検査薬でタイミング法に挑戦する予定の方は、一体妊娠するまでに何回ぐらい必要なのかしら、と疑問に感じていることでしょう。早い方だと3~4回目には見事に妊娠できるようですが、こればっかりはケースバイケース、個人差があります。

排卵検査薬と基礎体温測定で真面目にタイミングを狙っても半年以上妊娠できないと、「なにか原因があるのでは??」、「もしかして妊娠しにくい体質??」と不安な気持ちになってしまいます。

もちろん夫婦どちらかに不妊原因がある場合、その原因を解決しないことにはいくらタイミングを狙っても無駄な努力になります。私も子宮筋腫が見つかりましたし、特に妊娠率が急激に低下する30代40代なら一度基本的な検査を済ませた上でタイミング法にトライすることをオススメします。

排卵検査薬と基礎体温、おりもの観察によるタイミング法で自力妊娠を目指した私も、結局2年近く経ってからようやく赤ちゃんを授かりました。ちなみに、医療機関で医師の指導のもとタイミング法を実践しても、1年以上かかることは珍しくありません。

ちなみに、不妊クリニックでは5~6回自然周期によるタイミング法を試みても妊娠できない場合、薬や注射によるタイミング法へのステップアップが提案される筈です。年齢によってはそういった医学的なアプローチも必要かも知れませんが、冷え性の改善、贅肉を落とす…など妊娠しやすくなる為にできる対策は結構あります。病院の不妊治療はお金もかかりますし、できることなら自然な妊娠を望む女性が多いのではないでしょうか。