排卵検査薬が陽性なのに精子が少ない

不妊の原因は男性側にも

排卵検査薬で陽性が出てタイミング法に挑んでも、男性の精子が少なければ妊娠は成立しにくくなります。完全に精子がゼロ…と言う無精子症の場合、男性不妊の一原因である造精機能障害の中でも特に問題は深刻になりますが、この場合も精巣上体、精巣内に精子が存在しているなら顕微鏡受精などの不妊治療で子供を授かることは可能です。

仲良しのカップル

 

不妊の原因は女性だけではない事を再認識しましょう

無精子症以外の乏精子症、精子無力症などの造精機能障害、精索静脈瘤、閉塞性無精子症、先天性精管欠損、膿精液症等など、男性不妊の原因となる病にも色々ありますが、睡眠不足など生活習慣によって精子の数が少なくなっているケースも目立ちます。

不妊の原因は男性側にも半々の確率で可能性がありますから、不妊検査は夫婦で受けるのが一番効率的です。女性は排卵検査薬による排卵リズムチェック、基礎体温計による基礎体温測定、おりもの観察などからも、身体が健康的なリズムを刻んでいるかどうか、チェックすることができます。

一方男性は自分で精子の数、運動性まで正常かどうかチェックするのが困難を極めますから、男性不妊の基本検査である精子検査を受けるのが一番確実です。

ただし精子検査は精神的な苦痛も強い上、回数を重ねて精度を増す必要がある為、精子検査の影響で精神的なED状態になってしまうケースも目立ちます。

お互い相手を思いやり合いながら、無理のないペースで検査を進めていきましょう。

 

不妊に悩むと必ず訪れるストレス

排卵検査薬で毎月毎月排卵リズムをチェックしている時、妊娠活動はトータルで2年近くつづいたのでストレスに負けそうになることも度々ありました。けれどストレスを全く感じないようにするのは無理です。感情があるからこそ、ストレス、プレッシャーを感じるものですから。全く感情がなくなってしまったら、辛い思いをしない代わりに嬉しい、楽しい、わくわくする感情も失われてしまいます。

このストレスですが女性はもちろん男性不妊の原因にもなります。厄介なことに検査自体への緊張、不安から強いストレスを感じ精液検査の度に精子が減少してしまうケースも珍しくありません。

ストレスに打ち勝つ為には、ストレスを上手に発散することですが暴飲暴食に走ってしまうと更に不妊原因が増えてしまいます。お酒の飲み過ぎは精子のクオリティを下げる上、量も減少させるので要注意です。食べ過ぎて糖尿病になってしまい、肥満や病気のせいで男性不妊状態に陥ることも。

人によってどんなことでストレスを発散できるのかは違うので一概には言えませんが、適度な運動やお風呂でゆっくり温まること、ぐっすり寝たり五感を刺激するような映画鑑賞もオススメです。

目に見えないストレスが不妊原因になっている場合もよくありますが、不妊対策のため意識して「自分にとってストレスに負けない対策は何か」分析する作業も大切ではないでしょうか。